安養寺は、親鸞聖人を宗祖とする浄土真宗本願寺派(西本願寺)のお寺です。
元は普光山法界教寺(ふこうざんほうかいきょうじ)と称し、天台宗に属する寺院でした。 浄土真宗石山本願寺と織田信長が争った石山合戦の時、 信長の兵火に遭い、昔日の面影は一度失われました。 しかし伽藍の柱礎石は現存しており、当時を受け継いでおります。 創建の頃より、寺内の観音堂には観音様と地蔵様が安置され、 長らく地域の人々によって護寺尊崇されてまいりました。 当寺は本願寺派第十二世准如上人の時、 浄土真宗に帰依し普光山安養寺と号し、今日に至っております。安養寺第二十六世住職。昭和6年(1931年)1月9日山口県生まれ。浄土真宗本願寺派布教使。仏教の教えを老若男女に遍く伝えるため、全国布教同志会を設立し、会長を務めた。国内のみならずカナダやハワイなどへも足を運び、国境を越えて布教に従事。また大阪拘置所にて教誨師を25年間務め、30人以上の死刑囚を見送った。龍谷大学社会学部卒。主な著書に『おそだて』『浄土慕情』『ぬくもり』『生きるということ』、法話(CD)に『他力のすくい』『仏さまのお約束』など。